ぽれぽれな感じで。

~アフリカ(ルワンダ・キガリ)での一人暮らしを中心に~

ニケツのちゃりタクとプリケツ

一昨日、昨日と二夜連続で停電中。
家にはガスコンロはなく電気コンロしかないので
停電になると必然的に食パンとジャム。
ろうそくの明かりで固い食パンをかじる。
今って21世紀ですよね?

そんなルワンダですが、とても便利な交通手段があります。
それが自転車タクシー、略して「ちゃりタク」
今日本で話題らしい「キムタク」とはまったくの別物。
荷台のところに椅子が付いていてニケツします。
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価格は20分くらい走っても100RWF(約15円)。
比較的遠い距離であればバスやタクシーを使うけれど
徒歩だとちょっと遠いなぁという距離や
徒歩だと若干時間が間に合わないなぁみたいなときに
めちゃくちゃありがたい。
重い荷物を持っているときにもとっても便利。
電話で呼べば家にも来てくれる。
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日本ではニケツ禁止だし、安い賃金でちゃりをこいでくれる
労働者がいないからそのまま実現するのは難しいけれど
日本でもあったらめっちゃ便利だと思う。
駅と駅の間にある場所で10分くらい歩かないといけないとき、
走らないと間に合わないなぁみたいなときとか。
あと酔っぱらって歩くのめんどくさいとき。

都内だと地下鉄が発達してるとはいえ一駅くらいだと
意外と時間かかるし、タクシーで700円くらい出すのもあほらしい。

ただちゃりタクにもある欠点が・・・それはプリケツ。
ちょっと写真が見にくいけれど
取っ手に添えた手の甲ががちょうど運ちゃんの御尻に当たる。
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しかも普段からちゃりをこいでるので御尻の筋肉が鍛えられて
見事なプリケツになっている。
ちゃりを降りた後もほのかにプリケツの感覚が手の甲に残る。
なんとももやもやっとした不思議な気持ちとともに。

あとたまにひょろっとした兄ちゃんだと坂で
よろよろして失速。「一回降りてちょっと押して笑」みたいになる。

ちなみに自分が乗っているときはいいけれど、
自分が歩行者だとちゃりタクは悩ましい。
歩行者優先とかないからちりんちりん鳴らされてどけよってなる。
ちゃりタクの運ちゃんは避ける気はさらさらないので
避けないと普通に引かれる。しかもちゃりは道のいいところを
走ろうとするから、無意識に歩いているとちゃりの通り道に。
個人的に自転車のベルでもベル式はまだいいけど
パフパフ式だと余計イラッとくる。

この前はちゃりに追突されて、ちゃりは直前で避けようとして転倒。
後ろに乗ってたおばちゃんが転倒の影響で「腕が痛い、金くれ」と。
いやいや、なんでおれやねん笑
ちゃりの運ちゃんに言えよ!むしろおれの方が金欲しいくらいだわ!

ぜひルワンダにいらした際には「ちゃりタク」を使ってみてください。
蛇足ですが数人で使うと天空の城ラピュタのフラップターに乗ってる
気分になります。ぼくだけかもしれませんが。