ぽれぽれな感じで。

~アフリカ(ルワンダ・キガリ)での一人暮らしを中心に~

AFRICA 三丁目の夕日

ぼくは特定の信仰はないけど、東アフリカの宗教が結構好き。
ケニアの農村に滞在していた時はほぼ毎日協会に通っていたくらい。

好きなポイントは二つ。
一点目は宗教儀式にアフリカっぽさを感じること。
二点目はコミュニティのつながりを感じること。

久しぶりに教会を訪れたので、実際の様子を交えながら
ケニアやルワンダの宗教を紹介します。

そもそもアフリカにおける宗教をパッと想像すると
土着信仰でほぼ裸で踊ってる映像が浮かぶ人も多いのでは。

でも実は世界宗教が支配しています。
ルワンダではローマカトリックが半分以上を占める多数派。
あとはプロテスタント、アドバンティスト、ムスリム。
土着信仰に属する人は0.1%程度しかいない。

今回ぼくが訪れたのもキリスト教系の教会。
教会自体は建設中で、集会は隣の空き地で行う。
目立つのは大きなスピーカー。ゴスペルが爆音で流れてる笑
現地語で「神」とか「素晴らしい」とか「心」とか聞こえる。

神父さんの軽い挨拶が終わるとゴスペルの発表会が始まる。
キッズ、中学生、高校生、若衆、おばちゃんおっちゃんなど年代ごとに
チームが結成されていて、それぞれの課題曲を歌う。
平日にグループごとに集まって練習した成果を日曜日に発表します。
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この年代別グループ制度が結構すき。

グループ内では下級生は上級生に教わることで色々学び
上級生は下級生に教えることで色々学んでいく。
ゴスペルを練習する中で学年を超えた縦のつながりができる。
その日あったことを告白することで一体感も生まれる。
その一体感はお互い助け合う雰囲気につながる。

また成長していく中でグループが変わっていって
大人たちは自分のコミュニティの子どもたちの成長を実感する。

ゴスペルの発表会の中でそんな人間の営みをジワーっと感じ
コミュニティの心地よさを感じます。古き良き昭和の時代みたいな笑

しかもこのゴスペルとダンスがとっても楽しそう。
アフリカと音楽はどうやっても切り離せない存在で
本当にみんな音楽が好きなんだなと感じる。
型に縛られず、自由に表現していてアフリカっぽいなと思ってしまいます。


ゴスペルの後は聖書をみんなで読み進める。
何書いてあるか、何言ってるか分からないので眠くなる。
まぁたぶん意味わかっても眠くなると思うけど笑

その後は成功者の話を聞きます笑
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要約すると「神様やこの教会のおかげで私も家族も幸せです(ドヤ)」
この辺りはいわゆる宗教臭い感じで個人的には好きなパートではない。
しかもこの流れの中で新入りや何かニュースがある人は一人ずつ立って話す。
ぼくが新入りなのは肌の色でどっからどうみても歴然なので話をさせられる。
「神様信じてないけど幸せです(ドヤ)」とか本当は言いたいけど笑
当たり障りのないことを言う。

最後は寄付があって解散。

多くの日本人にとって宗教って少しとっつきにくい。特に海外では。
でもアフリカに来たらぜひ一度は触れてみてほしいなと思います。
ディープなアフリカの良さを感じられます。