ぽれぽれな感じで。

~アフリカ(ルワンダ・キガリ)での一人暮らしを中心に~

進撃の泥棒~天井が突破されました~

アフリカ一人暮らしの脅威の一つは泥棒
外国人だというだけでお金持ちだと思われ標的になりやすい。
金品盗られるだけならまだしも、取り返しのつかないケガとかえぐい。

今は中級クラスのルワンダ人が住むような長屋に暮らしていますが、
ルワンダに来て半年間、泥棒の被害にはあわず。
警察派出所の前だし、泥棒の来ないだろうと平穏の日々が続いたある朝。
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ふと上を見上げると、えっ、天井が開いている・・・。
ついに奴らが来たのか。板がずらされ明らかに人為的・・・。
すぐに貴重品等を確認したが、何か盗まれている形跡はない。
仕事があるので、天井の板をそっと戻して家を出る。

ちなみによく聞く泥棒の手口は3つ。
①天井
 屋根がトタンで天井が薄い板だから簡単。
②壁
 テレビとかに狙いを定めてぶち抜いてくる。
 土壁だから比較的簡単らしい。
③身内
 家政婦さんやセキュリティーが盗む。

仕事をしながら色々な想像と疑問が浮かぶ。

なんで何も盗んでいかなかったのか?
とりあえず様子見かな。
外国人で期待したのにあまりにしけていてがっかりしたのかな。

なんで天井を閉じていかなかったのか?
いびきとか寝言に驚いて急いで逃げたんかな。

あの天井はいつ開いたものなのか?
前から空いてたのかもしれない。

もしかしたら天井に誰か住んでるのかもしれない。
そしたら家賃とれるかな。

だんだんと恐怖よりも好奇心が勝ってきた(笑)
たぶん巨人はいないけど小人はいるかもしれない。
お昼休みを使用して調査兵団(自分1人)を派遣することに。
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調査の結果は・・・何の成果も得られませんでしたぁぁぁ!!
小人もいないし、誰かが住んでいる気配もない。
長屋なのでお隣さんと天井が繋がっていることだけ知りました。

とりあえず大家さんに相談。
天井の穴を完全に閉じてもらうことに。
穴を塞いだところでまた開けられたら仕方ないなぁと思いつつ。

その後大家さんが色々調べてくれた結果
天井の板を外したのは、電気屋さんであることが判明。
数日前に隣の家を電線工事した際に開けたらしい。
なぜ開けたのかは謎ですが、物が盗られていないことには合点がいく。

安心したけど、なんとなくがっかりしました(笑)
泥棒や小人、住人でもなく電気屋さんのうっかりというオチは何とも言い難い。

でも今後も途上国で生活していくつもりの自分にとって
いかに自分の身を守るのか、いかにリスクを回避していくか
大事なトピックなのでいい経験になりました!!