ルワンダの人たちにガチで引かれた話
もうすぐクリスマスですね。
ルワンダは暖かく、街でジングルベルが聞こえてくる
なんてことはないのでまったくクリスマス感がしない。
クリスマスなのに恋人がいなくて寂しいみたいな感情も
かなり薄れるので、寂しさに耐え切れない人はぜひルワンダへ。
少し前になるんですが、あることでルワンダの人たちにガチで引かれました。
ルワンダに来て4カ月くらい経った頃。
髪の毛が結構ぼーぼーに。
大人しく床屋で切ればいいものを、自分で切ってみることにしました。
床屋で坊主にされる恐怖というよりも、好奇心から一度自分で切ってみたかった。
透いたり、前髪切るくらいなら素人の自分でもできるんではないかなーと。
日本で変な髪型は嫌だけど、アフリカなら多少失敗しても問題ないっしょと。
しかし甘かった。同じ長さに切れない・・・。
ハサミは散髪用ではなく、普通のハサミでうまく切れない。
鏡を見ても左右前後の距離感が全然つかめない。
右を切りすぎて、もっと左を切る。
前を切りすぎて、もっと後ろを切る。
宇宙兄弟の南波日々人みたいな髪型にしようとした結果、坊主に。
でも正直楽しかった。自己満足。
まぁ大体の現地人は坊主だし気にしないだろう。
髪の毛は伸びるし問題ないかなーと。
しかしまたもや甘かった。
通勤していると、どうもみんなの態度が違う。
普段から外国人だからじろじろ見られるし、チャイナ!とかいっていじられるけど
今朝はひそひそ話してたり、真顔で見てくる。
なんかいつもと違う。もしかしてこの髪型が原因なのか?(笑)
えー髪型に引いてました。
会社に着くと、現地の社員がみんな真顔でどうしたのかと聞いてくる。
自分で切ってみたというと、これはあかんだろと。
完全にマッドパーソンだろと。
2、3分経つとみんな爆笑しますが、最初は真顔で心配される。
自分ではそこそこきれいに整えたつもりでしたが、
ところどころ長さの違う坊主でした。
誰かに無理やり切られたレ・ミゼラブルのアン・ハサウェイな髪型。
もしくは自暴自棄になって衝動的に切ってしまったAKBの峰岸な髪型。
自己満足から抜け出して冷静になってみると、かなり異様です。
仕事終わりに友人に連れられて床屋へ。
床屋のにいちゃんも引いてる。
あんまり短くしないでねーって言ったら、
いやこここんなに短いし整えるためにはかなり短くしないとダメでしょと。
やっぱり大抵の人が坊主なだけあって、坊主にする技術は相当高い。
3mmくらいのきれーーな坊主にしてもらいました。
荒れ果てたサバンナを見事にさわやかな草原に。
自分は自分の髪を切れるほど器用ではないこと。
自分はアフリカでやっていいことの基準を甘く見ていたこと。
いろいろ学びました。
皆さんはアフリカにお越しの際には、アフリカといえども身なりや髪型には
多少なりとも気を使いましょう(笑)